マイナポイントをApple Payで使うための考察
はじめに
キャッシュレス還元が音もなく去っていった6月から早3ヶ月。「そのままの君でいて。」という我々の願いも虚しく、彼はマイナポイントという下位互換事業になって我々の前に再び現れた。
何事においても下位互換は「仕方ない」から使われるもの。諦めて手続きをしようと対応事業者を調べてみると絶望しかなかった。
「ほとんどApple Payで使えないじゃないか。」
キャッシュレスにすっかり飼い慣らされた私はApple Payを使っている。Apple Payは対応している電子マネーを登録するとロック画面でホームボタンを2回連打するだけで支払いを行えるようになる。バーコード決済と違い、画面を操作しなくてもいいことが非常に便利なのだ。端末の関係で使ったことは無いがGoogle Payだと端末をかざすだけでいいらしい。もっと便利だ。
Apple Payに対応しているのはQUICPay,iD, Suica。Google Payはこれらに加えて楽天Edy,WAON, nanacoが対応している。
何なら使えるのか?
さて、少々話が逸れたが、マイナポイントが受け取れるApple Pay対応サービスを挙げていこう。Apple Payに対応していなくていいなら、下記以外にも対応しているサービスはあるので注意して欲しい。
クレジットカードであれば
・オリコカード
・りそなカード
・出光クレジット
・ゆうちょカード
・イオンカード
・dカード
など多くのカードが対応している。特に三井住友カードや楽天カードのように国内のさまざまな場所で対応しているカードがあるのは心強い。*1
しかし、上記以外のカードを使っているとどうなるか。学生のような信用力のない身分だと選択肢はプリペイドカードしかない。そうなると数はぐっと減って、メルペイとSuicaしか無くなってしまう。しかも、交通系ICではなくSuicaのみである。僕は手元にあるSUGOCAを登録できない。地方民殺しである。
これがAndroidならnanaco, WAON, 楽天Edyも対応しているだと?iPhoneは日本のシェア50%超えだぞ!Googleは総〇省に賄〇でも送っ【この発言は検閲済みです。】。
悲しみの訂正
ここで悲報です。記事投稿後、もう一度調べてみたところ、メルペイはApple Payでの支払いによる還元は行っていないそうです。したがって、ここから先の文章は哀れな男の妄想となっています。間違いを広めてしまい、大変申し訳ございませんでした。
Suicaに関してはチャージすることによる還元のため、問題なく使えるようです。
分かりづらいんだよ、いちいち。それを踏まえた上で続きをどうぞ。
参考までにメルペイもSuicaもトータルで6000円キャッシュバックとなっている。しかし、メルペイはそのうち1000円分はメルカリでの買い物でしか返ってこない。顧客の囲い込みへの執念を感じる。
一方でSuicaはチャージすれば1000円分は確実に返ってくる。
誰が見てもSuicaが良さそうだが、メルペイではさらに抽選で約13万人に追加でポイントがもらえるキャンペーンを行っている。メルペイの登録者は3月時点で600万人。ここ数ヶ月の上積みで800万人だとしよう。7月末での総務省の交付目標が達成されていると仮定すると普及率は約30%。これにその他のサービスでマイナポイントを受け取る人を考慮すると、10人に1人はキャッシュバックがもらえることになる(と言えなくもない)。*2
その期待値は76円。ごめん…思ったよりしょっぱいわ。自分を強運だと思っているトゲキッスのような人にはオススメできます。
終わりに
調べてみるまで知らなかったが、クレジットカードであればかなりの範囲がカバーされており、思ったほどク〇事業では無いのかもしれない。ただ、これらのカードを持っていない場合、僅かな中から選ぶかApple Payを捨て、大人しくバーコード決済の軍門に下る他ない。Apple Payを諦めきれない方は是非参考にしてもらいたい。
僕は端末をGoogle Pixel 4aにしようと思います。
嘘です。メルカリそんな使わないので大人しくSuica登録します。